顔汗対策

顔汗を止める!顔汗のメカニズム効果のある対策方法とは?

ちょっと動いたり、緊張しただけで顔からひどい汗…
メイクは崩れるし、自分だけ汗だくでは、人目も気になりますよね。

 

 

 

なぜ顔に汗をかいてしまうのでしょうか?
また、顔汗を止める方法はあるのでしょうか?
顔汗の出るしくみと、顔汗の抗コリン薬、汗止めクリーム、ミョウバン水その他諸々…効果的な顔汗対策について解説していきます。

 

顔に大量の顔汗をかく原因は?

顔汗に対する正しい対処ができるように、まずはひどい顔汗の原因について理解しましょう。
汗をかくこと自体は体温を調節するために欠かせない機能
体温が上がると汗をかくのは、体温を下げるために必要で、本来は自然なことです。

 

 

しかし、中にはさほど暑くないのに、異常なほど顔汗をかいてしまったり、顔だけから汗が出てしまうという人もいるのではないでしょうか。
身体からではなく、
顔から汗が異常に出るおもな原因は次の通りです。

 

ホルモンバランスの乱れ

30代後半から40代にかけて、女性は女性ホルモンの分泌が徐々に低下していきます。
そして50代にかけて更年期に突入すると、女性ホルモンの量は急激に低下します。

 


出典:AMC健康成分ラボ

 

ホルモンの分泌をつかさどるのは、脳の視床下部という部分。
視床下部はホルモンだけでなく、自律神経の働きにも関係していますので、ホルモンバランスの崩れは自律神経の乱れも引き起こします。
その結果、血管が急激に拡張し体温調節がうまくできなくなり、ほてりやひどい顔汗といったトラブルを引き起こします。

 

 

プレ更年期世代から異常な顔汗に悩む人が増えるのはホルモンバランスが影響しているからです。

 

緊張や興奮

極度に緊張したときや興奮したときにも大量の汗が出ることがありますが、これも自律神経の乱れによるもの。
強いストレスで交感神経が刺激されることで異常な発汗が起こります。
また、顔に汗をかいていることがさらにプレッシャーとなり、汗がひどくなるという悪循環も起こしがちです。

 

運動不足

運動不足の人も、顔に汗をかきやすくなります。
その理由は、普段運動で汗をかかないために、身体の汗腺の機能が衰えてしまっているから。
特に冷えやすい下半身や末端部分で、汗をうまくかけなくなってしまうのです。

 

しかし、身体は体温を下げるために必要な量の汗を出さなければなりません。
すると、身体は、体部にくらべて汗をかきやすい顔の汗腺を使って汗を出そうとします。
そのため、顔だけにひどい汗をかいてしまうのです。

 

肥満

肥満の場合には、皮下脂肪が増えているため、痩せている人よりも身体に熱がこもりやすくなります。
体温を下げるためには、より多くの汗を必要とするため、痩せている人よりも汗の量は多くなります。

 

 

さらに、肥満がある場合には、脂肪によって血管が圧迫されて血行が悪化します。
体の末端部では冷えが起こりやすくなり、手足にある汗腺の働きが低下
結果として汗を出しやすい顔から、汗を出そうとするようになります。

 

ひどい顔汗には病気が隠れている場合もあるので注意
汗を大量にかく場合、肥満や自律神経の働きによるもののほかに、病気が隠れている場合もあります。
顔にたくさんの汗をかく病気は、顔面多汗症とよばれますが、甲状腺機能亢進症や更年期障害などのほかの疾患が隠れていることも。

 

 

顔汗があまりにひどい場合には、一度 顔汗がどのような状態なのかを確認しておくことがおすすめです。

 

おでこや目の下…顔だけ汗をかくのはナゼ…?
顔汗で悩んでいる人の多くは、ひたいからや目の下から汗が異常に出るという声が聞かれます。
顔だけ汗をかくというのは特に異常ということではなく、人間の脳を冷やすという身体のメカニズムから来るものです。
脳という器官は高温に弱く、適温は37度程度と言われています。
顔汗は脳の温度が上がりすぎないよう守るために、脳に近い部分である、おでこから汗が出たり、目の下に汗が溜まって困る…というようなことが起こるのです。

 

顔汗が出てきたら止める方法はある?事前にできることは?

では、いざ顔汗がたくさん出てきてしまった場合には、汗を止めるためには何をしたらよいのでしょうか?
顔汗をかきたくない時の対策法をご紹介します。

 

顔汗を止める!対策その1

身体を冷やす

体温が上がっているために汗が出る場合には、身体を冷やすことが効果的です。
水を含ませたタオルで身体の表面を拭いたり、冷却材や冷却シートで、首や脇の下などにある身体のリンパ節部分を冷やしましょう。
また、一時的ではありますが、冷たい飲み物を摂るのも、体温を下げる一定の効果があります。

 

 

暑いときはもちろん、ほてりが気になるときにも効果的です。

 

顔汗を止める!対策その2

身体の一部を圧迫する

こちらも一時的な対策にはなりますが、身体の一部を圧迫することで、顔からの汗を抑えることができます。
京都の舞妓さんが実践しているといわれる半側発汗という方法で、胸のあたりをベルトなどで圧迫。
すると、上半身よりも下半身で汗をかきやすくなります。
ただし、締め付けなどの不快感があることや、顔汗はかきにくくなるものの、顔汗がひどい場合には効果が感じられないケースもあるという点には注意が必要です。

 

顔汗を止める!対策その3

発汗を抑えるツボを刺激する

手のひらには、汗の量を減らす効果のあるツボがあります。

  • 手の甲にある「合谷(ごうこく)」
  • 手のひらの中央にある「労宮(ろうきゅう)」
  • 小指の付け根の感情線が始まるところにある「後谿(ごけい・こうけい)」

などを押さえると、顔汗が止まるといわれています。

 

 

しかし、直接汗の量をコントロールするというよりも、緊張を和らげたり、落ち着かせたりすることにより、間接的に汗を止める対策法なので、即効性は期待できません。
なので、ひどい顔汗に困ったときのひとつの対処法として覚えておくとよいでしょう。

 

顔汗を止める!対策その4

プロバンサイン(抗コリン薬)を内服する

プロバンサインという、市販薬ではなく保険適用の薬があります。
抗コリン薬であるプロバンサインは、汗をかけ!と指令を送る『アセチルコリン』という神経伝達物質の働きを抑制し、汗をかく命令を止めることができます。
プロバンサインは顔汗の治療としても使われていて、病院で処方してもらうことが出来ます。

 


■プロバンサイン

 

市販されていませんが、通販だと外国製のプロバンサインを個人輸入という形で購入できます。
ただしこの場合、もちろん保険適用ではないのでだいたい6,000円ぐらいかかります。
また、プロバンサインなどの抗コリン薬は頭痛やめまい、口の乾き、便秘などの副作用があるのも難点…。
特に夏場は汗を止めることから熱中症のリスクも高まるので注意が必要です。
プロバンサインは顔汗を体質から改善して抑えるものではなく、あくまで一時的な応急処置として利用するようにしましょう。常用は危険です。

 

顔汗を止める!対策その5

ミョウバン水

ミョウバンとは、硫酸カリウムアルミニウムで食品添加物に指定されているものです。
ミョウバンには制汗作用があり、溶かして作るミョウバン水は顔汗を抑える目的で使うこともできます。
ミョウバンはドラッグストアやスーパーなどでも数百円で入手でき、ミョウバン水は作り方も簡単。

 

 

ただし、
ミョウバンには人体に有害なアルミニウムが含まれています
特にミョウバン水の濃度には十分に注意して、作ったものは早めに使い切ることが原則です。

 

ミョウバン水の作り方は、
ペットボトルに150mlの水と5gの焼きミョウバンを加えてよくかき混ぜます。
ミョウバンは溶けにくいので、ひと晩〜3日間溶けるまで放置します。
これがミョウバン水の原液で、顔汗を抑える目的で使う場合は更に10〜20倍に薄めます。
スプレーボトルに入れて顔にスプレーしたり、コットンに浸して顔に塗って使います。

 

初めてミョウバン水を使用する方は、必ずパッチテストを行ってください
皮膚が炎症する可能性があります。
顔がヒリヒリする場合は濃度が濃すぎるか、肌に合わない可能性があります。
その場合は濃度を薄めるか、ミョウバン水の使用を中止してください。

 

顔汗を止める!対策その6

顔汗を抑える制汗剤を利用する

汗をかきやすい脇などには、制汗剤を使っている人も多いでしょう。
制汗剤を使用するとある程度汗を抑えることができますが、身体用の制汗剤の多くは、顔には負担が大きく使うことはできません。
顔にも使える制汗剤であれば、肌に負担のある制汗成分は使用されていませんので顔汗対策に効果的。
化粧下地にも化粧の上からも使えるものもありますので、利用してみるのもおすすめです。

 

 

顔汗をかかない体質を目指すには

顔汗を全く止めるということは中々難しいですが、ある程度の対策は可能です。
ひどい顔汗を軽減し、少なくするためには、身体の汗腺の働きを取り戻すことと、自律神経のバランスを整えることが必要です。

 

 

即効性はありませんが、徐々に体質や生活習慣を改善していくことで、顔汗をかきにくくすることはできます。
顔汗が気になる人は、次のような生活を心がけることがおすすめ。
前章でご紹介した顔汗を止める対策法と一緒に取り組んでみてください。

 

規則正しい生活を送る

不規則な生活を続けていると、自律神経が乱れる原因となります。
十分な睡眠を取り規則正しい生活を送ることで、自律神経を整えることができます。

 

食生活に注意する

香辛料の多い食品や刺激物、カフェインの摂り過ぎは、交感神経を刺激してしまうために顔汗をかきやすくなります。
また、肉を中心とした食生活は、身体が熱を持ちやすくなりますので、夏野菜を取り入れるなどの工夫をしましょう。

 

 

肥満を解消する

肥満がある場合はそもそもかく汗の量が多くなりますので顔汗も然り…。
また、肥満の場合、冷え性や運動不足など、顔汗が増える要素も抱えてしまいます。
肥満を解消すればひどい顔汗の対策としても期待できるでしょう。

 

適度な運動を行う

身体を動かして汗腺を鍛えることによって身体全体で汗をかけるようにすると、顔だけから大量に発汗するということは少なくなり、結果的に顔汗を止めることに繋がります。

 

また、運動はストレスや肥満の解消にも効果的。
無理のない範囲で、毎日少しずつ身体を動かすようにしましょう。
エアコンの効いた室内などで衰えてしまった汗腺を活性化するのにはホットヨガなども効果的でおすすめです。

 

 

リラックスを心がける

緊張や興奮による多汗は、精神的発汗といわれます。
社会生活を送っていると避けることはできませんが、行動に余裕を持ち、気持ちを落ち着けることによって、ある程度は顔汗対策に効果を発揮します。

 

また、顔汗を必要以上に心配することもよくありません。
また、汗をかくのでは…という恐怖でさらに汗をかいてしまうこともありますので、自分なりのリラックス方法を見つけておくのがおすすめです。

 

漢方薬での体質改善もあり

顔汗を直接止めるというものではありませんが、漢方薬でひどい顔汗の原因となる背景に対してアプローチするという方法もあります。

 

 

市販されているもので例をああげると、

◆精神的なものが原因なら
 柴胡加竜骨牡蛎湯(さいこかりゅうこつぼれいとう)
◆むくみがあり肥満傾向がある場合なら
 防已黄耆湯(ぼういおうぎとう)
◆更年期と思われる場合には
 加味逍遥散(かみしょうようさん)

などがあります。
これらは一例で、体質に応じた処方がありますので、漢方薬局などで顔汗を止める効果のある漢方を探している、と相談してみるとよいでよう。

 

顔汗対策についての疑問を解決!質問コーナー

顔用の制汗剤と身体用の制汗剤はどう違う?

身体用の制汗剤の成分はアルミニウム系で、毛穴の表面を覆って汗の出口をなくすため、顔など敏感な部分については刺激が強く使用できません。

 

 

顔用の製品では、低刺激で毛穴を塞がないことで支持率の高いフェノールスルホン酸亜鉛など、亜鉛系の制汗成分が配合されているという点に違いがあります。

 

大量のひどい顔汗に即効性があるものは?

皮膚科で抗コリン薬のの飲み薬を飲むという方法があります。効果は抜群ですが費用がかかるうえ、副作用があるため、長期的に飲み続けるには向いていません。どうしても対処が必要な場合には、医師に相談してみるとよいでしょう。
即効性なら顔汗対策用のコスメの利用がおすすめです。

 

顔汗の症状を相談できる場所はどこ?

顔汗の相談は皮膚科で受け付けています。
発汗専門の外来が設置されていることもあります。
ひどい顔汗の原因が全身的な病気による場合には、適切な診療科へ紹介してもらえます。

 

顔汗を止めるボトックスって?

ボトックス注射とは「A型ボツリヌス毒素」を有効成分とした注射です。
発汗を促す神経をブロックしたり筋肉を麻痺させたりすることができ、汗の多い部分に注射をして神経をブロックし顔汗を止めるという方法です。

 

 

ボトックス注射は保険適応外で、狭い部位しか適しておらず、その持続効果も3ヶ月〜半年ほど。
またボトックス注射には筋肉を麻痺させる作用があるので、まれにしびれなどの副作用を起こすことがあります。

 

顔汗によるメイク崩れを防ぐには?

絶対にメイク崩れしたくない、顔汗を止めたいということであれば、顔汗制汗作用のある化粧下地がおすすめです。
化粧下地をまんべんなく塗って10分ほどおいてからメイクしましょう。
ファンデーションはパウダータイプよりもリキッドやクリームタイプがおすすめ。
仕上げにフェイスパウダーをはたくとメイク持ちがより良くなります。

 

食後の汗が止まらないのはどうしたら…?

食後に顔汗が止まらないという場合は、自律神経の乱れや、甲状腺ホルモンの分泌過多が疑われます。先述の通り、生活習慣を見直し、あまりにひどい場合には医師に相談しましょう。
食後の顔汗を抑える対処法としては、食事の際に保冷剤をバンダナや薄手のタオルに包んだものを首に巻いたり脇の下に挟んだりすると、多少食後の汗を抑えることができます。
また、顔汗の原因となるスパイスや辛いもの等は控えめに…。

 

パースピレックスは顔汗対策にも使える?

制汗剤のパースピレックスは、塩化アルミニウムの濃度が高く、顔汗を止める目的で顔に使用するのはおすすめできません。
パースピレックスは汗腺に角栓を作り蓋をするといういわば強行的な汗止め策。

 

 

パースピレックスを顔に使用すると、ヒリヒリとした刺激を感じる人から激痛があったという人まで…。
角栓を作るのですから顔汗を止める作用は高そうですが、デリケートな顔の皮膚に使うことは避けたほうが良いです。

 

さらしを巻くと顔汗が止まるって本当?

さらしによる顔汗対策は、皮膚圧反射や半側発汗という身体の仕組みを利用したものです。
皮膚圧反射は、体の一部が発汗しにくい状態にある時に、他の部分から汗を排出するというもの。
半側発汗は、上下左右のいずれかを圧迫するとその箇所の汗が抑えられ、その反対側で発汗が増えるというもの。
舞妓さんは、さらしをきつく巻くことで、脇の下や胸の辺りを強く圧迫し、発汗を顔ではない別の箇所にコントロールしているのです。
ただ、冬場はさらしを巻くこともできそうですが、夏場は中々難しそうですね。
また、さらしを巻くと皮膚圧反射や半側発汗によって下半身部分は汗をかきやすくなるという難点があります。

 

アセッパーは顔汗対策にも効果あり?

アセッパーとは汗やニオイを抑える目的のサプリメント。
ポリフェノールやカテキンなどの作用により、毎日内服して顔汗だけでなく、全身の汗をかきにくく、ニオイを抑えるというものです。
アセッパーの効果は口コミでも個人差がありますが、即効性は期待できませんので、長期的に身体の中から顔汗対策をしよう!という場合には試してみるのもおすすめです。

更新履歴